ゆうちょ銀行が発行する来年の「マチオモイカレンダー」の10月/東京枠で
私の高尾山のイラスト作品が採用されました。
このカレンダーは、日本各地の街への思いをクリエイターが独自の目線で作品にし、各都道府県で1作品づつ掲載されます。
日本全国を4つのブロックに分け、私の作品は、東京・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川・山梨・岐阜・静岡・愛知・三重のブロック。
この地域の郵便局で配布されています。(なくなり次第終了)
私は、東京で生まれ東京で育ったので、マチオモイを馳せるのは、やっぱり東京で、そして、やっぱり愛する地元の高尾山を描きたかった。
コロナ感染が拡大し始めた今年の春頃に、不安な気持ちでいっぱいになりながら描いた作品だったから、「採用されましたよ」とご連絡いただいたときは、塞がっていた世界がひらけたみたいな気持ちになって、心が震えた。
最近、高尾山を取り巻く地域が「日本遺産」に認定され、高尾の街は、そのポスターで一生懸命盛り上げてる。
本当はオリンピックでインバウンドも狙っていたと思うのだけど、こんな状況になってしまった。
でも、変わらず山は紅葉で色づいて、鮮やかに着飾るし、変わらないものもちゃんとある。
それが嬉しい。
仕事に行き詰まると、原付でびゅーっと麓まで行って、深い空気を吸って、カフェに立ち寄ったり、お蕎麦を食べたり、途中まで登ったりして帰って来る。(もちろん頂上まで登ることもある。)
そうすると、自分が「どうしよう」と思っていたことや焦っていたことなんて、本当に小さなことで、大きな掌の中に包まれたような気持ちになる。
それがこの絵に表せたかは、まだまだだと思うけれど、ひとまず、思いを込めて描いたものが、全国のいろんなところに旅立ってくれたことが嬉しいです。
ゆうちょのサイト
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